女の子の誕生と健やかな成長を願う ひな祭り
正式には「上巳の節句」(じょうしのせっく)と言い、「桃の節句」とも言います。
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〇由来は?
起源ははっきりしていませんが、諸説あります。
平安時代、貴族の子どもたちの間で「ひいな遊び」(現在で言うおままごと)が流行しました。
「ひいな」とは小さくてかわいらしいものという意味があり、ひいな遊びで使われていた人形は
人の代わりに厄を受けてくれると考えられ、厄払いの流し雛として川や海に流されるように
なりました。これが「ひな人形」の由来と考えられています。
行事としての上巳の節会とひいな遊びのひな人形が長い時間をかけて混ざり合い、現在のひな祭りになったといわれています。
〇ひな祭りに食べるもの
・ひなあられ
ピンク、緑、黄色、白の四色のあられで四季を表しています。
「一年間女の子が幸せに過ごせるように」という願いが込められています。
・ひしもち
上からピンク、白、緑の三色でそれぞれ ピンクは魔除け、白は清浄・純潔、緑は健康です。
・ちらし寿司
ちらし寿司の具には意味があります。えびは長生き、豆はまめに働く、レンコンは見通しがきく
など、縁起の良い具が使われます。