11月になり、いよいよ秋も深まってまいりましたが、みなさま体調など崩されてはいませんか。
これからさらに冷気強まるかと思いますので、どうか、ご自愛ください。
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毎年11月といえば、ボジョレーヌーボーの解禁日を心待ちにされている方も多いのではないでしょうか。
今年の解禁日は11/16(木)です!
そこで今回は、ボジョレーヌーボーに関する知識をご紹介いたします!
そもそもボジョレーヌーボーとは?
「ボジョレー」とはフランスのブルゴーニュ地方のボジョレー地区ことで、「ヌーボー」とはフランス語で「新しい」という意味の言葉です。
つまり、ボジョレー地区で、その年に収穫したブドウを使用して造られるワインの新酒(ヌーボー)のことなのです。
なぜ解禁日が決まっているのか?
1967年にフランス政府が、ワインの品質を下げないために、毎年11月15日を解禁日に制定しました。しかし、フランスは土日や祝日などの安息日は働かないお国柄なので、11月15日に安息日が重なってしまうと出荷ができなくなり、1985年からは「11月の第3木曜日の午前0時」と制定しました。
なぜ日本でこんなにも人気になったのか?
ボジョレーヌーボーは生産国のフランスをはじめ、日本以外の国では、日本ほど盛り上がっていない、なんて話を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
実際、2020年においてのボジョレーヌーボーの輸出全体量のうち約46%が日本への輸出だったそうです。
日本は日付変更線の関係で、本国フランスよりも8時間早く11月の第3木曜日の0時を迎え、他国よりも早く楽しめることから人気になりました。
また、日本には昔から新米や初ガツオ、新茶などの初物、さらに旬の食材を楽しむ習慣があるため、ボジョレーヌーボーも秋の風物詩として迎えられ、人気になったとも考えられています。
ボジョレーヌーボーは赤ワインだけ?白ワインもある?
ボジョレーヌーボーは、赤とロゼの2種類のみで、白はありません。
ボジョレーでは、白の生産量は非常に少なく、法律でも白のボジョレーヌーボーを名乗ることができません。
白のボジョレーヌーボーを飲んだことがあるという方もいるかと思いますが、実は、日本で販売されている白ヌーボーの多くは、ボジョレーの隣にあるマコンで作られていて、ボトルには「マコン・ヌーボー」と表記されているそうなので、注意してラベルを見てみてください!