One Light News

One Light News 2024.05

春の名残がなくなり、初夏の陽気を感じられる頃となりましたが、お健やかにお過ごしでしょうか。

日焼け対策、こまめな水分補給をして、暑さに備えてくださいね。

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今回は、5月といえば!の「こいのぼり」についてご紹介いたします♪

 

【こいのぼりの歴史】

こいのぼりは端午の節句に飾られた「武者絵のぼり」から始まったとされています。

江戸時代、武家では「武者絵のぼり」や「よろい」などの武具を庭先に飾っていたそうです。その風習が庶民に広まり、多くの家が「のぼり」を飾るようになりました。この「のぼり」が「こいのぼり」になったのは、町人が「のぼり」の先にある「おぎしろ(小旗のようなもの)」を鯉の形に変えたことがきっかけです。徐々にその鯉が大型化し、「こいのぼり」に変化したといわれています。

 

【武者絵のぼりとは】

「節句のぼり」とも呼ばれ、家紋と力強い武者の様子を絵柄として使っているのが特徴、男児の誕生を祝い、無病息災や立身出世を願って端午の節句に掲げられる「のぼり」のこと。

 

【こいのぼりに込められている願い】

こいのぼりには、人生という流れの中で遭遇する難関を鯉のように突破して立身出世してほしいという願いが込められており、中国の故事「登竜門」が由来とされています。

登竜門は、山奥にある流れの速い滝(竜門)を立派に登り切った鯉が、龍(りゅう)になって天に昇っていったという話です。

また、鯉は沼でも池でも生きられる強い生命力を持っていることから、こいのぼりには「立身出世」と「健康的で強く育つように」の2つの願いが込められています。

 

【こいのぼりの色】

一般的なこいのぼりは、黒・赤・青の3色です。

こいのぼりが登場した江戸時代では黒だけでしたが、明治時代に赤、昭和時代に青が追加され3色になりました。この3色は、黒が父、赤が母、青が子どもを表しており、近年では家族が増えるたびに、次男が緑、長女はピンクやオレンジ、のように増やしていく家庭が多いそうです。