One Light News

One Light News 2025.06

今年ももう折り返しの地点となり、日増しに暑くなっていく季節です。

これから本格的な夏に備えて、体調にはお気をつけてお過ごしください。

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5月の母の日に続き、6月は父の日があります。

父の日は毎年、6月の第3日曜日なので、今年は6月15日です。

 

【父の日の由来】

父の日は、アメリカのワシントン州に住むソノラ・スマート・ドットという女性が、1909年に、父親に感謝を捧げる日が欲しいと牧師協会へ訴えたことから始まりました。ソノラの父は、南北戦争に従軍していた軍人でした。

ソノラの母は、父の復員後、それまでの苦労がもとで亡くなってしまっており、国を二分した戦争後の混乱期、男でひとつでソノラたち6人兄妹を育て上げた末、再び戦地へ赴いて亡くなった父への深い尊敬の想いを形にしたいとソノラは考えていました。

1910年には、父ウィリアムの誕生月である6月の第3日曜日に初めて、父の日の式典が開催されました。

6年後には、ウィルソン大統領が式典に参加したことで認知され、1966年、ジョンソン大統領下国の記念日として告示が出されることとなりました。

 

日本には、1950年頃には伝わっていたとされますが、実際に祝われるようになったのは、1981年に「日本ファザーズ・デイ委員会(FDC)」が設立されてからです。同委員会により、有名人の“素敵なお父さん”を選ぶ、ベスト・ファーザー賞の設立など、社会的なイベントができたことで一般的に普及し、定着していきました。

 

【世界の父の日】

-アメリカ-

アメリカの父の日は、日本と同じ6月の第3日曜日です。父親が存命の場合は赤いバラを、亡くなっている場合は白いバラを贈ります。当日は家族で過ごすことが多いそうです。

 

-ドイツ-

イースターの39日後の木曜日、キリストが天に昇ったことを記念する日である昇天祭の日が父の日にあたります。父親に感謝を伝える日というよりも外でお酒を飲んだり、父親たちが羽を伸ばす日として親しまれています。

 

-イタリア-

イタリアの父の日は3月19日の「聖ヨセフの日」にあたります。ヨセフは聖母マリアの夫で、イエス・キリストの養父であり、宗教色が色濃く打ち出されています。伝統菓子のゼッポレ(揚げたドーナツにカスタードやゼリーをのせて砂糖をまぶしたもの)を食べるそうです。

 

-台湾-

台湾の父の日は、8月8日です。これは中国語で父親を意味する「バーバ」と「88」の発音が似ていることから、ゴロ合わせで決められたそうです。また、中国圏では8(八)が縁起の良い数字であることも理由にあるとされています。