いよいよ12月になり、2023年もあと少しになりました。
お忙しい時期でもありますので、体調など崩されませぬよう、どうかご自愛の上、よいお年をお迎えください。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
さて、12月といえばクリスマスがあります。
クリスマスには様々なイベントがあり、今回はその中でも代表的な楽しみについてご紹介いたします!
【クリスマスツリーの由来】
クリスマスツリーは、古代ゲルマン民族の土着信仰に大きなかかわりを持ちます。
冬至のお祭りである「ユール」の一環で、寒さに強い樫の木を永遠の象徴として崇めていました。
しかし、この信仰を諦めさせるために、キリスト教の宣教師が樫の木を切り倒し、代わりにモミの木を広めたのではないか、と言われています。
オーナメントやイルミネーションの装飾は、アメリカから流行していったものだそうです。
【サンタクロースの由来】
サンタクロースは、キリストの聖人である奇跡者ニコラウスの伝説が由来です。
聖ニコラウスはとても慈悲深い人物で、死刑囚を助けたり、罪人を改心させたり、たくさんの逸話を持っています。
その中のひとつに、聖ニコラウスは貧しい家の窓から金貨を投げ入れたところ、暖炉にかかっていた靴下にそのまま入ったというエピソードがあります。
このことから、「サンタクロースが、靴下にプレゼントを入れてくれる」という風習が生まれました。
【クリスマスといえばなぜ七面鳥を食べるの?】
もともと欧州では、クリスマスにはガチョウを食べていたと言われており、ガチョウはごちそうだから、特別なクリスマスにという意味合いだったそうです。
その後、アメリカ大陸の開拓のために欧州から渡米したパイオニア達が、食べ物に困り、飢えに苦しんでいた時、原住民であるインディアンから七面鳥の施しを受けました。
このことから、七面鳥は感謝のシンボルとなり、それが転じて、キリスト降誕への感謝を表すためにクリスマスのごちそうとなった、と言われています。
また、ガチョウよりも七面鳥の方が飼育しやすかったという理由もあるそうです。
【世界各国の伝統菓子】
クリスマスのお菓子にはヨーロッパの国を中心に様々な伝統菓子があります。
●フランス〈ブッシュ・ド・ノエル〉
ブッシュは木や切株、ノエルはクリスマスを意味します。木の形をイメージしたケーキです。
●イタリア〈パネトーネ〉
ふんわりしっとりのリッチな味わいの生地にレーズン、オレンジピールなどが入ったほんのり甘いパンです。
●ドイツ〈シュトーレン〉
レーズンやナッツが入ったタイプ、マジパンを棒状にしていれたもの、チーズを使ったものなど様々あります。
●イギリス〈クリスマス・プディング〉
ブランデーに漬け込んだドライフルーツをメインにナッツやスパイス、バターを混ぜ蒸しあげたものです。